「清田大介写真展」前編💠
7月12日(金) 〜 7月14日(日) まで
渋谷 道玄坂アートギャラリーにて行われた
「清田大介写真展〜classical〜」
急な開催のお知らせとなってしまいましたが、沢山の方にご来場いただき嬉しかったです✨
お足元悪い中、ご来場いただいた皆様は誠にありがとうございました!
フォトグラファー 清田 大介 と
アイドル ユカフィンさん によるコラボ企画
ユカフィンさんは元アフィリア・サーガ(現在:純情のアフィリアに改称)というアイドルグループに所属
卒業後もモデルを務めたり、イケてるハーツというアイドルグループをプロデュースされたりと、エンタメ業界にてご活躍中です✨
ユカフィンさんについて
もっと知りたい方はこちらをご覧ください ↓
大型写真パネルの展示・撮影ブースの設置やドレスの展示・写真集やブロマイドの販売に加え
14日はモデルを務めてくださったユカフィンさんによる サイン会 & チェキ会
など盛りだくさんなイベントでした✨
ゆきたそもトークショー・セミナーに参加させていただきました٩( 'ω' )و
トークショーは初めてで、ちょっと緊張でしたが、45分間楽しくお話しさせていただきました。
ご傾聴いただき、ありがとうございました!
それぞれのイベントについて、まとめたいと思います(๑˃̵ᴗ˂̵)
12日 清田大介×大川由貴トークイベント
「企画と創作。今後のことなど。」
企画と創作
① 沢山インプットして、自分の好きなものを明確化しよう。
『清田さんは今まで何万枚もの写真を見ているよ。』
『ゆきたそは学生時代、年間200冊の服飾系の本や資料に目を通してきたよ。』
といった事を例えにお話させていただきました。
今でもなお、インプットは日々欠かさずしております。
SNSで流行っているものをチェックする、作品作りに役立ちそうな本や動画を見る、好きなブランドの新作を買う、オシャレなお店に入ってみる、街の中に溢れるデザインに注目してみる…など
作品作りのヒントになるような、インプットの仕方は色々あるかと思います。
創作系の写真においては、企画の段階で作品の良し悪しが決まってきます。
インプット量が少ないと、良いアウトプットは難しいのではと考えております。
初めは好きなものを見つけるために、とにかく意識的に沢山色んなものを見て知ろう。
慣れてきたら、特に好きなものはスクラップにしたり、フォルダに纏めて分析しよう。
どうして好きなのか、どこが良いのか、あるいは、どうして好きじゃないのか、どこが悪いのか、具体的に言語化してみる。
そうしているうちに、本当に好きなものや表現したい事が洗練されて見えてくるよ。とお話しさせていただきました。
② ディレクションをする人はブレないこと。
現在、ゆきたそが携わっている撮影の場合、企画者は大体3通りです。
1.フォトグラファーが撮りたい写真
何かしらメッセージが込められていたり、表現したい世界観がある作品撮り
または、機材やライティング等のテスト撮影など
2.モデルさんやヘアメイクさん、スタイリストさんが撮りたい写真
モデルさんのお顔やスタイル、雰囲気がよく分かる宣材撮影
あるいは、ヘアメイクがよく分かるビューティ撮影
あるいは、スタイリングがよく分かるファッション撮影など
3.イベントやビジネスの都合上、撮る必要がある写真
写真展やコンテストに応募する為の作品撮り
あるいは、機材の作例写真
あるいは、結婚式、成人式の写真などの記念撮影など
例外もありますが、どの撮影においても
「何の為の写真か」「誰の為の写真か」
によって、撮影スタイルや撮るべきものは変わってきます。
カジュアルな撮影なら、写真の出来不出来はさておき、撮影自体を楽しんだ方がいいケースもあるでしょう。
お仕事の撮影なら、お客様の期待に沿った、喜ばれる写真を撮るべきかと思います。
写真展なら、それぞれにあったコンセプトやテーマに沿うべきだし、
コンテストのような技術を競う場なら、妥協せずに撮らなければならないこともあるかもしれないです。
そこが曖昧なまま撮影を進めてしまうと、なかなか上手くいかないかも…とお話しさせていただきました。
③ プロのヘアメイクさんや、衣装さんとチームを組む際は専門分野はお任せする。
もし、ご自身もプロ並みのメイクや衣装制作ができる知識や技術があるのであれば、話は変わってきますが…
専門の学校を卒業している。
資格を持っている。
撮影現場での経験が豊富。
そういったプロのスタッフさんがチームに入ってくれる場合は、専門分野はお任せしてしまった方がいいケースも多いです。
一方で、撮影の目的や、機材やライティングなどの都合でしてほしいこと(あるいはしないでほしいこと)などフォトグラファーが決めて指示すべきこともあるので、チームを組む創作撮影はコミュニケーション力も大事だよ。とお話しさせていただきました。
④ チームメンバーはなるべく作りたい作品の好みが一致している方にお願いする。
普段スタジオでポートレートしか撮っていない人が、いきなり風景写真をお願いされたらきっと戸惑ってしまいますよね。
違うジャンルの撮影だと、適切なロケ地も、使うべきカメラやレンズ、アクセサリーや設定値…なにもかもが違うかもしれません。
同じくモデルにも、ヘアメイクにも、衣装にも得意ゾーン・不得意ゾーンがあります。
ゆきたその場合なら、お姫様や童話の主人公をイメージした撮影用の衣装・ロリータさんやアイドルさんなど可愛らしさが特徴的なお洋服をメインに制作しております。
女の子が好みやすい可愛いワンピースや、沢山装飾のついた豪華なドレスが得意ゾーンです。
その為、婦人服によく使われるような生地(サテンやチュール、オーガンジー)やレース、フリルの縫製は慣れています。
一方で、男性が好みやすいセクシーな服、シンプルな服やレザーなどのハード素材はあまり好きではなく、扱いも得意ではないです…
もちろん、学校で一通りのアイテムや素材は習っているので、技術的には全くできないわけではないですが、可能な限り好きで得意な人にお願いした方が良い結果に繋がりやすいと考えています。
撮影についても同じで
例えば豪華なドレス撮影なら、フォトグラファーも、ヘアメイクも、衣装も
ドレスが好き・レースが好き・アクセサリーが好き・お花が好き・キラキラした素材や色使いが好きで、華やかな世界が好き
そんな人達が集まった方が良い写真が撮りやすいかと思います。
チーム組む創作撮影においては
チームメンバーがお互いに、作風や得意なこと、好きなことに理解があること
それが、成功につながるのではとお話しさせていただきました。
今後やりたいことについて
① 新しいスタジオ
今年の秋頃、清田写真スタジオから近いエリアで新しいスタジオのオープンを予定しております!
オシャレなスタジオで、良い機材を使って、可愛いモデルさんが綺麗に撮れるスタジオでは当たり前すぎて面白くないので、もう一歩踏み込んだクリエイティブが生まれるスタジオにして行きたいと考えています。
例えば、お茶会、ハンドメイド作品の即売会、ファッションショー、交流会や写真展などのイベントが開きやすいような内装にする。
スマホでも綺麗に撮れるようなライティングにしてみる。
カメラも持っていない人、モデルをしたことがない人達でも 写真って楽しそう✨ というきっかけの場になれば、そこから面白いものが生まれるのではと考えています。
詳細はまたお知らせしていきますが、
色んな人達が繋がって良い作品が作れるような、そんなスタジオを目指しています。
② 2次元の業界とのクロスメディア
今回、フォトグラファー × アイドル
コラボ企画として、それぞれが得意な事を活かして写真展を開催させていただきました。
ある業界では、ありふれたもの、当たり前のもの が違う業界では新鮮に映ったり、面白く見えるかもしれない。
というわけで、最近はイラストレーターさんに依頼して、写真をイラスト化してもらったり、逆にイラストから衣装・ヘアメイクを再現して撮影してみたり、ということも試みております。
昔からデジタルイラストが好きなので、このような形でコラボできるのは新鮮で楽しいです✨
コスプレ写真に近い感じではありますが、オリジナルのキャラクターで表現することで、自分の表現したい世界観や、伝えたいことを作品に落とし込みやすいのでは…と考えております。
似たような事をしている業界もあるかとは思いますが、ポートレート業界ではまだまだあまり見ないかと思います。
一般的なポートレーターは、フォトグラファーとモデルが1対1のケースが多いかと思います。
もちろん、それも奥が深く楽しい世界かと思います。
ゆきたそが今いるのは創作ポートレートの世界
ヘアメイクさんや衣装さん、時にアシスタントさんやアクセサリー作家さんなども撮影に参加していただき3人以上のチームで撮っているケースが多いです。
細部までこだわった絵作りができるのは楽しいし、チームだからこその面白さ、楽しさも大きいです。
沢山の方が関わる事で作品が拡散しやすく、より多くの人に見ていただきやすいというメリットもあります。
今後は更に、そのチームの輪を大きくして、もっと、もっと沢山の方に楽しんでもらえたらと考えています。
人数が増えれば増えるほど、著作権や肖像権などの権利問題、人間関係など様々なハードルがあるかと思います。
それでも、それを乗り越えた先に、作品に携わった人達も、作品に触れてくれた人達にも、幸せになれるような道があると考えております。
創作撮影においては、
カメラは2次元と3次元を繋ぐツール
2次元だから出来ること
3次元だから出来ること
それぞれあると考えているし、それが現代の技術と合わさって楽しいものができたら良いなと考えております。
③ 各々の個性を伸ばし、好きなものを諦めなくて良い時代にしたい。
2眼レフが主流だった頃はカメラは特別なもので、それを扱えるのも特別な人だけだったかと思います。
今では学生さんでもカメラが買えるし、子供用のおもちゃやゲーム機でさえ写真が撮れる時代です。
同じく、昔は広告を出すにも、動画を作るにも、写真展を開催したり、モデルをするにも、その道のプロが時間やお金をかけなければ難しかったと思います。
今なら、SNSや動画投稿サイトがあって誰でも発信できます。
個人が無理ない範囲でスペースを借りてイベント開催しやすくなったし、学生さんが休日はモデル活動していても珍しくなくなりました。
他業種の方とも繋がりやすいコミュニティやイベント、サービスなども増えてきていて
今後ますます活発になっていくと思います。
ゆきたそは布を切ったり、縫ったりが好きで衣装デザイナーになれました。
更に、写真が好きだったので、カメラマンやモデルなどでも活躍の機会をいただけています。
今後は更に、好きなイラストにも携われたら嬉しいと考えています!
お仕事にするのであれば、努力は必要かと思うし、誰にでも合う生き方だとは思わないけど…
例えばヘアメイクさんが声優にチャレンジしてみたり、カメラマンが漫画を描いてみたり…それが時にその人の生きがいや個性、強みになって結果として他も上手くいくことがあると考えています。
エネルギッシュな人達が、興味あることはなんでもチャレンジしやすい時代かと思いますので、今後はその応援ができるような場を広げていきたいと考えています
長くなったので、後半の記事に続きます!
「清田大介写真展」後編🌸 - ゆきたそ の つれづれなるままに